敷地の形にもよりますが、注文住宅で家を建てるときデザインを重視したため壁が複雑な形になることも少なくありません。家を真上から見ると正方形や長方形ではなく至る箇所にL字型になっていたり、空間を演出するなどの理由でコの字型になっていたり、中庭を設けたために壁面の面積が増えることも珍しいことではありません。壁面の面積が増えると注文住宅のコストは高くなるので、なるべく費用を抑えて家づくりをしたい人は総2階建てのように外壁の形をシンプルなものにすることをおすすめします。総2階建ては、1階から2階まで凹凸などがなくシンプルな形になる家を指します。

建材の量を抑えることができるので注文住宅の価格を下げる効果や施工が簡易的にできるので、施工費なども抑えることが可能です。家全体のコストを下げることで予算内に収まりやすくなりますし、余裕がある場合は住居内の設備グレードをワンランクアップさせるなどの工夫も可能です。こだわりたい部分にはしっかりお金をかけて、優先順位が低い部分は節約するなどの考え方で行えば完成したときの注文住宅は満足感が高まります。それと、注文住宅の家を建てるときに考えて起きたことの一つに将来的なメンテナンスやリフォームが挙げられます。

外壁をシンプルにすることで将来外壁塗装が必要になったとき、塗装面積が少ないのでコストを抑える効果を期待できます。費用を引き下げることでグレードの高い塗料を使えば耐用年数が長くなるなどのメリットにも繋がります。